ここ2週間の間に、築13年程度の3つのマンションの大規模修繕工事に関わる相談やコンサルティングを行っていますが、くっきりと明暗が分かれています。
こ3つのマンションは、いずれも名古屋市内で、半径2キロ程度に収まっています。
いずれも、販売会社子会社の大規模修繕工事の提案を受け、同じグループ会社の建設会社で大規模修繕工事をしましょう!と言うストーリー。
Aマンションは、既に総会で、設計施工方式により、前述の建設会社が決まってしまってから、これで良いのか?と言う声が上がり、外部コンサルタントを入れることになったマンション。
競争入札を行えないので、コスト削減には限界があり、恐らく、当社が最初からコンサルティングを行う場合に比べて、2~3割は高い工事を行うことになるでしょうが、第三者の目で工事をチェックし、無駄な工事をさせないという牽制効果を最大限働かせて、より良い工事にしたいと思います。
Bマンションは、次の総会で、管理会社と同じグループの建設会社により、設計施工方式で工事を発注する議案を上程する寸前に、「このままで良いのか?」と言う声が上がり、総会日程をずらして、勉強会が開催されたマンション。
当社の簡易建物診断では、少なくとも2,3年は大規模修繕工事を行う必要はない、良好な状態。
一方、管理会社業務には、いくつか疑問があるという分析。
それを踏まえて、勉強会により、「目からウロコ」状態になり、急遽、理事会を開催し、総会議案を変更することになりそうですが、これまで、管理会社側も建設会社も、ここまで営業してきたのだから、当然、受注できると考えて、接していますので、その動きとの調整は、配慮してあげなくてはなりません。
当社スタイルでの「100%組合側の利益を実現するコンサルティング」がどこまでできるか、課題です。
Cマンションは、理事長と修繕委員長(前理事長)の意識が高く、これまで、管理の改善や修繕工事のコスト削減に努力されてきており、管理会社から「そろそろ大規模修繕工事を…」と言う話が出たものの、その話には乗らず、当社に相談いただき、既に、建物調査と長期修繕計画を当社に依頼されて、実施。
Bマンションと同じく、大規模修繕工事は、数年先まで延ばすことができるのですが、修繕積立金の値上げは、避けられず、その増額を抑えるために、これから、「プロによる管理見直し業務」に入るためのコンサルティング・顧問契約の打合せを行ったところです。
この三つのマンションは、サイズは異なりますが、実は、同じシリーズです。
今後、組合財産や各家庭における家計の改善と言う点で、かなり大きな違いが出るでしょう。
住民が「気づく」タイミングにより、ここまで「幸福度」が変わるのだなぁと改めて実感した次第です。
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