実は、昨日に続いて、一宮市の築13年目のマンションで、大規模修繕工事の準備のために、建物調査です。
今回は、既に15日に防水や各種試験を先行して調査していたので、今回の調査スタッフは、2名です。
午前は、住民さんを同行しての共用部建物調査ツアー。
午後は、住戸のベランダや室内の気になる箇所をチェック。
まずは最上階で、調査の視点を解説し、劣化箇所を見たり、触ったりしながら、それに対する補修手法の選択肢と、選択結果によるコストの違い等を丁寧に説明。
その中では、この建物が、そもそも、維持しやすい建物なのか?維持にお金がかかりやすい建物なのか?もお話しします。
インターネットなどで、「これくらいでできます」のような記事も時々ありますが、全く同じ戸数・階数でも、形状・デザイン・仕様によって、かなり違うため、そのまま当てはめることはできません。
たとえば、廊下の壁にスリットが入っている場合、単にコンクリートにスリットが入り、吹き付けてあるのか、モルタルでデザイン成形してから吹き付けてあるのか?により、「塗装のみ」と「モルタル補修+塗装」との違いが出ます。
同じスリットでも、上部が開口しているのか、くり抜いてあるのか、周りのシーリングが外壁だけなのか、内壁・外壁の両方にあるのかによって、材料費も工賃も増減します。
買う時には、ちょっとおしゃれに見えた外観も、実は、それゆえに、維持費がかかるということは少なくありません。
そもそもの仕様、補修の種類等による違いによって、金額も、どれくらい違うのかを説明することで、今後、大規模修繕工事の予算を決める時にも、住民側の知識レベルを上げておいていただくことは、非常に大切ですからね。
最上階から、1階まで降りてきて、敷地を廻り、最後に、希望者のみ屋上に同行して、約2時間の共用部調査ツアーは、終了しました。
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