今日、岐阜の中津川市に本社を置く「株式会社中央物産」の方が、私がマートマンションに関して取材を受けた新聞記事を読まれて、当社を訪ねてこられ、スマートマンションへの蓄電池導入について、意見交換をしました。
現在、スマートマンションの必要条件の中に、蓄電池は含まれていませんが、「省エネ」や「電力のピークシフト・ピークカット」を行うという趣旨から、スマートマンション評価制度にある「創蓄連携」項目にあてはまっており、太陽光発電と並んで、蓄電池も、プレイヤーの一人になります。
ただ、現実的には、太陽光発電を備えるスマートマンションは、いくつも出てきていますが、蓄電池を備えたマンションは、私自身は、知りません。
防災に強いマンションという点で、非常用発電ができるマンションはありますが、それは、ガソリンで回す発電機があるというもので、蓄電池ではありません。
私も、「大地震・計画停電に負けないマンション」というテーマで書いた冊子で、蓄電池導入を提唱したことはありますが、実現に至ったマンションはないですね。
というのは、太陽光発電は、投資に対して、8年程度で回収が可能で、その後、利益を生み出すのに対して、蓄電池は、投資対効果が低く、機能的にピークシフトやピークカットができるとしても、マンションの財政上、投資する対象になりにくいのです。
したがって、蓄電池を話題にするときは、「災害対策」という面からの取り上げ方がもっぱらでした。
しかし、今日の中央物産の話を聞いて、考え方が変わりました。
というのは、同社の実証実験により、電気代の安い夜間に蓄熱して、昼間の安い電気を使うというシフト機能だけではなく、動力機器の始動電力を抑えて、基本料金を下げる機能があり、そのコスト削減効果によれば、8年程度で投資回収ができるというのです。
となれば、一定規模以上で、共用部のエアコンがあるようなマンションであれば、蓄電池の導入メリットがありそうです。
今後、同社と一緒に検討していきましょう!と盛り上がり、またまたスマートマンションの可能性が広がりそうです。
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