先週末、ポートメッセ名古屋で開かれたパナソニック電工社主催の「スーパーボックス2014」を見学してきました。
この展示会は、毎年、主力商品の総合展示がなされており、私も、ここ数年、毎年見ています。
特に、関心があるのは、LED照明、太陽光発電、蓄電池、マンション向け集合インターホン等、マンションに関わる商品です。
いずれも、昨年からグンと進化しており、特にインターホンは、大量にリニューアルを迎えるマンションマーケットがあるので、力が入っているという感じがしました。
例えば、録画機能。
留守中に訪問者があれば、自動的に録画しますから、よく泥棒が使う留守宅確認後に侵入する手段を取っても、証拠が残りやすい。
例えば、押し売り撃退機能。
夫人一人の時、しつこいセールスが来た際に、図太い男の声で、「誰が来たんだ!」みたな声がスピーカーから流れる。
例えば、スマホとの連動。
インターホンが鳴った時に、ベランダで洗濯物を干していても、スマホで来客対応ができますね。
マンションの長期修繕計画書では、恐らく15~20年間隔で、交換が計画されていると思いますが、時々、その項目が漏れているマンションもあるので、要注意。
戸当たり12~5万円程度でリニューアルが計上されていると思います。40戸で480~600万円ですから、かなりの高額。
インターホンの部品の製造は、製造終了年から7年と言われていますが、実際は、終了時には、その後の対応のために部品をストックされますので、その部品がある限りは、故障修理はできます。
しかし、いよいよ在庫が切れると、交換しかない。
どこかのお宅のインターホンが壊れて、部品がないために、そのお宅だけが使えないということになると、急ぎ交換しようと思っても、注文してから工事までに1カ月程度はかかりますから、その間、かなり不便になります。
従って、築15年程度のマンションは、製造メーカーに問い合わせて、部品の在庫状況などを確認することをお勧めします。
また、その時の商品選びとしては、国内に2大メーカーがあるのですが、商品の進化は著しいので、よーく比較をして下さい。
また、管理会社によっては、価格コントロールをして、かなり高額の紹介料が入る仕組みを取っているところもあります。
それを避けるため、組合が直接見積もりを取れば、安くなるかと言うと、そうもいかない・・・実は、国内には、2大メーカーしかないため、仮に、組合が直接、メーカー(実際は、工事を請け負う販売店)に見積もりを依頼しても、そもそも、その販売店とその管理会社との取り決めがあるため、紹介料含みの価格しか提示されないというケースもあるからです。
もちろん、その割高な料金と引き換えに、導入に際する面倒なことは、管理会社にやってもらえば、助かるという面がない訳ではありませんが、実際は、管理会社も販売店に丸投げするのが実態のようです。
当社のコンサルティング・顧問先マンションの実績では、まず、基本仕様を決めるコンサルティグを行い、管理会社のひも付きのない販売店を選定し、管理会社の提示した価格の60%程度で導入できたケースもあります。
これから、インターホンのリニューアルを迎えるマンションは、「誰に頼むのか?」も、かなり重要ですよ。
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