昨日は、岐阜市の長良エリアにある16戸のマンションの大規模修繕工事のための建物劣化診断調査を実施しました。
当社のコンサルティングでは、建築的に「建物がリニューアルされる」ことだけを目的にせず、建物を維持管理していく住民側の知識や意識の向上をはかるために、必ず住民による「建物劣化診断調査ツアー」を開催します。
事前に大規模修繕工事を成功させるための勉強会を実施し、大規模修繕工事は住民が主役であって、業者にお任せではいけないということを啓蒙していた効果があったのでしょう、皆さんの関心が高く、半数近い7世帯の方に参加をいただけました。
まずは、1階ロビーに集まっていただき、全体の行程を説明。
最上階から、順番に、廊下・階段・駐車場・駐輪場・地下と回っていきます。
その間に、壁塗装面・タイル面・天井・鉄部の目視、触診、打診での劣化の判断、その補修の方法などを解説していきます。
これがその時の写真。
タイルの打診調査は、音が明らかに変わる箇所があるので、そこを実際に住民の方にも打診してもらうなどすると、「なるほど!」と感心されますね。
時々、住民の皆さんから、質問も出ますので、それに丁寧に答えていきます。
毎日見ている建物でも、こうして、細かく見ていくと、建物の劣化を初めて身近に関し、それを回復していくことの大切をわかっていただけます。
このマンションは、こう配屋根で、屋上に出るのは、ちょっと大変なため、屋根のみ修繕委員の方に、安全を確保しながら、登っていただきました。
調査時の写真だけを見て、説明されるのと、実際に見たり触ったりして、固さや脆さなども体感しておいていただくとでは、今後、改修の仕様が示されたときでも、納得感が違います。
16戸と小規模のマンションなため、約1時間で終了。
共用部の調査で、住人によるツアーは終了し、その後、あらかじめ許諾をいただいた6戸の室内やベランダも、調査しました。
同時に、共通見積書を作成するための数量調査も実施。
朝10時に始まり、休憩を挟んで2時半までの調査となりました。
この後、調査に当たったスタッフとディスカッションしながら、建物劣化調査報告書・改修仕様書・概算予算・共通見積り書を1か月かけて、作成します。
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