先日、「住宅取得に係るすまい給付金制度」及び「長期優良住宅化リフォーム推進事業」に関する説明会に参加してきました。
助成金が交付される対象は、建築主ですが、手続き書類は難解で、一般の方には、到底無理なので、この説明会は、事業者向けです。
「住宅取得に係るすまい給付金制度」も「長期優良住宅化リフォーム推進事業」も、戸建住宅やマンションの各戸向けの制度と思われがちですが、実は、一部は、マンションの大規模修繕工事も対象となっています。
マンション向けの話は、わずかだとわかっていたのですが、元々、長く新築住宅の取得に関するコンサルティングをやっており、今も、それに関する相談を受けたり、講演をして欲しいと言う依頼もあるので、全体を勉強することは、必要なことから、最初から最後まで集中して聞いてきました。 マンションで対象になるのは、共用部分の修繕で、長期優良住宅の基準に満たす改良工事を行う場合です。
代表的なものは「耐震」。次は「断熱」。
古いマンションでは、「耐震」の心配があっても、改良工事にお金が掛かり過ぎて、断念するケースを良く聞きます。
「断熱」の場合は、各戸の窓を二重窓にする等の改良が必要ですが、大規模修繕工事では、恐らく、そう言うニーズがあっても、優先順位は低く、かつ予算が足りずに、実施しないと言うケースが多いと思われます。
こう言う背景があるので、助成金で後押ししたいと言う国の政策が出てきたと思われます。 ただ、説明を聞いていると、予想したこととは言え、戸建中心の枠組みなので、組合決議に時間がかるマンション特有の性格は考慮されす、申請期間がそれほど長くなく、準備の段階からコンサルタントがその助成金を受けるための段取りをしておく必要がありそうです。
いずれにせよ、この助成金制度を知っているか知らないかで、大規模修繕工事の内容や予算が大きく変わるケースもありますので、これから2~3年の間に大規模修繕工事を迎えるマンションは、検討されることをお勧めします。
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