あるマンション管理見直しコンサルティングのために総会案内を見せてもらったのですが、管理会社が、そのマンションを自社の都合の良い管理ができるように仕組んだ裏技を見ました。
それは、総会への出欠票。
このマンションは、出欠票(兼委任状)となっており、出席に○を付けると、※の注記に「都合により当日欠席した場合は、議長に一任します」と書いてあります。
また、欠席に○を付けると、※の注記に、「議長に一任します。」と書いてあります。
そして、署名押印欄が、一ヶ所のみ。
つまり、出席を考えていた人が、自分が出席できなくなったら、「棄権」するという選択肢はありません。
一方、欠席する人も、他の組合員に代理権を委任したり、棄権すると言う選択肢がありません。
どちらも、全て議長に一任するしかないと言うことです。
もちろん、欄外に、棄権しますとか、他の人に委任すると書くこともできますが、普通は、そんなことは、思いつかないでしょう。
これ、マンション管理適正化法とか区分所有法の条文に、直ちに違反しているとは言えませんが、その趣旨である「マンションの区分所有者が主体となって組合運営を行う」「管理会社による組合支配を許さない」と言う点からすると、明らかにおかしい方式です。
国土交通省に照会すれば、恐らく、この管理会社に是正勧告がなされると思います。
しかも、このマンションの議長は、階数ごとにの輪番制ですが、管理会社が「理事長はあなたがやりなさい」と指名することが通例で、しかも、最近入居した人とか、親から子に瀬世代が変わったいわば【新人】を指名するそうです。
となれば、慣れない理事長は、管理会社にお任せです。
つまり、総会の議案は、ほぼ管理会社の意向通りに議決される可能性が高いと言うことです。
もちろん、実際には、理事長職の方の意識が高ければ、管理会社の恣意的な運営に疑問を持たれるのは自然で、今回も、だから、当社にコンサルティングの依頼があった訳です。
ただ、相変わらず理事長職に無理やり住民の委任が集まる仕組みになっているので、組合員全体から見ると、問題があります。
この総会出欠案内を是正して、他のマンションと同じく、総会の出欠通知と委任状とを明確に区分して、住民の総意が組合運営に活かされるようにしないといけませんね!
今まで、この管理組合は、この管理会社の担当者の『良いお客さん』でいたことは、住民の方は知らなくて、私にコンサルティングを依頼する際には、「問題のない管理会社を見直す必要があるのか?」と反感を持たれる人もいたのですが、管理会社のこの精神的な支配がそこにはあるのだと、知っていただく必要があると思いました。
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