顧問先マンションで、機械式駐車場廃止に伴い、保守もなくなるので、管理委託契約の再締結となりました。
その際に、管理委託契約の項目ごとの費用と概要が掛かれた表が提出されたのですが、それを見ると、金額は合っているのですが、業務仕様の記述が大きく違う。
いわゆる管理会社側の「定型」スタイルのまま。
今春、管理会社が変更になり、新しい管理会社になったのですが、事業所の責任者が代わったため、その際の引継ぎが不十だったのか、管理見直しにより、このマンション独自の仕様になっているのに、それが反映されていない箇所がところどころに見られたのです。
組合側も夏に理事長が代わったばかりで、中身の理解ができないため、前任の理事長に見せたところ、その資料を見て、違うと指摘。
それを受けて、再提出されたものを私がチェックしたのですが、まだ、違う。
管理会社の定型スタイルの業務仕様書に比べて、当社のコンサルティングによる新たな仕様書は、3倍以上のボリュームのため、十分に読み込まず、とりあえず、指摘されたところを直すという作業をしているようで、正確に直っていないわけです。
その直っていない状況で、私がチェックして直しても、管理会社が仕様書を正しく理解することにならないため、心を鬼にして(?)、まずは、管理委託契約の入札資料から読み、プロセスを理解して、直して欲しいと管理会社にリクエストしたら、ようやく、正しいものが提出されました。
とは言え、これまでも、実務上の取り扱いで、管理委託契約と実際の業務のズレが時々生じ、中には、管理会社が負担すべき費用が、管理組合に請求されてたケースもあり、それが起きる都度、前理事長から、指摘されていたことを踏まえ、根本的に状況を改善すべきと考え、次回の会合時に、管理会社と管理組合役員とで、契約書の読み合わせを行ってもらうことにしました。
管理委託契約の見直しで、契約書に書かれた管理委託業務品質は、劇的に良くなり、かつ、コストダウンになるのですが、その定着のために、新管理会社の業務開始後、1年間のフォロー期間(顧問契約)を自動セットしているのは、こういう実情があるためです。
更に言えば、毎年理事が変わる管理組合側は、管理委託契約が正しく実施されていのか、チェックすることは、そもそも難しいのですね。
この点からも、組合側に立って、管理会社の業務を指導しながら、組合側も啓蒙し、より良い管理を実現する顧問マンション管理士の存在は、ずっと必要だと思う次第です。
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