昨日、中部電力の値上げの具体的な内容が発表されましたが、実は、値上げと同時に、契約真ニューの変更も発表されています。
個人住宅にとって、一番目立つのは、「ピークシフト電灯」でしょう。
これは、夏(7~9月)の午後1時から4時までの間の単価が、それ以外の昼間単価の2倍程度になるというもの。その分、一般的従量電灯の単価より安くなります。
一般家庭では、この時間帯に照明は使わないでしょうから、「我が家は夏にエアコンを使わない」と決めて、このメニューを選ぶと安くなる?
もうひとつの注目点が、Eライフプランの条件変更。
今まで、夜間蓄熱機器(エコキュード等)がなければ、このメニューが適用されず、また、オール電化のみが割引となっていたものが、そのどちらも適用されなくなります。
このメニューは、中電のオール電化普及のために、ガス併用住宅よりも、光熱費が安いとPRする際の目玉でした。
電気が足りなくなるかも?という懸念や省エネの社会にするために、「オール電化」を普及させるようなメニューは、NGだと言うことです。
電気料金の原価算定においても、オール電化の普及に関する広告費は、原価から除外されています。
また、従量電灯の3段階目の単価がグッと高くなってことも、特徴。
ただ、これらの変更は、実は、マンションの共用部の電気にとっては、安くなる契約を選ぶ範囲が広がったことになりますし、高圧一括受電のメリットが、より高まる可能性もあります。
その試算式・シミュレーションを作るのは、かなり大変ですが、日本一のマンション省エネコンサルタントを目指す身としては、醍醐味がありますね。
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