標準管理規約と現在のマンションの管理規約とを比べて、採用すべき点の抽出を終えたら、次は「4、規約本文以外の細則の検討」です。
特に「使用細則」は、例えば「ベランダに布団を干さないこと」など、共同で暮らすに当たって、守らなければならないことが細かく書かれており、実態とは大きく離れている項目もあります。
「実態」については、例えば、自転車を自転車置く場ではなく、自室の外の廊下に置いてあるというような、本来NGであるにもかかわらず、そのままの状況が放置されているようなケースもありますから、この見直しの際には、「実態に合わせるのか、元々のルールに合わせるのか、検討が必要になりますね。
他にも、ペット飼育細則、駐車場使用細則等、生活に身近な話題が多いのが特徴です。
また、それまでは存在せず、総会でルールを定めたようなもの・・・例えば「滞納管理費督促」や「理事会運営」に関わる細則やマニュアルなどを設定することも検討したいところです。
私が実際に作成したユニークなルールとして、「専有部リフォームガイドライン」というようなものもあります。これは、築15年程度を迎え、各戸の設備等の老朽化や売買に伴うリフォームが一気に増えてきたので、規約にある「専有部の改修は、理事会に届けて承認を得ること」という大まかなことでは、対応しきれなくなってきて、具体的なルールを作成して欲しいと言うリクエストに応えたものです。
この時は、許可の必要なリフォームの範囲、提出する書類の指定、共有部と専有部の区分け、許可されるための要件など、図表入りで作成しました。(続く)
2024年10月23日 |
|
2024年9月26日 |
|
2024年8月19日 |
|
2024年8月5日 |
|
2024年5月25日 |
|
2024年5月25日 |
|
2024年5月24日 |
|
2024年4月16日 |
|
2024年3月13日 |
|
2024年2月2日 |
|
2023年12月18日 |
|
2023年12月18日 |
|
2023年12月18日 |
|
2023年8月14日 |
|
2023年8月11日 |