1、保守料の見直し(コストダウン)。
2、機械式駐車場の長期修繕計画(全面リニューアルを含む)
3、2を織り込んだマンション全体の長期修繕計画の作成
4、3の長期修繕計画に管理費コストダウンを織り込み、次の2種類で、赤字にならないための積立金の段階的増額計画の作成
A:機械式駐車場を撤去した場合
(結果)現在の積立金計画でOK!
B:機械式駐車場を維持した場合
(結果)積立金は、5年程度で現在の3倍強まで値上げが必要
5、理事会で、「機械式駐車場を撤去する案」を推奨案として決定。
6、管理会社に参考事例の紹介を依頼
7、代替駐車場確保のために近隣の売地や月極め駐車場探し
8、機械式駐車場使用者への説明会と意見交換会を実施
(案内文書は、「撤去ありき」と受け取られないよう慎重を期します)
説明会で、どのようなストーリーで進めるのか?理事長からの相談を受けて、当方が示したのは、「項目1の選択として、Aを選択したら、項目2の選択に移り、Bを選択したら、今度は項目3の選択に移り…と言うのは、選択肢と決定を利用者にゆだねるという点では、良いように見るけれども、結局、議論が長引くだけで、決まらないでしょう」と言うこと。
「利用者・他の組合員・管理組合への影響を考えた上で、これがベストのシナリオ」を勇気を持って提示し、それに対する賛否や修正意見を聞くことで、不利益・不便さを強いる利用者の最大限の救済や気持ちのケアを行う、と言う考えです。
では、何がベストか?と問われれば、答えは一つではありません。
一歩間違えば、「そんなことを考え奴は誰だ!」と批判されるかもしれません。
同じことを言うのでも、理事長が言うのと管理会社が言うのと顧問が言うのとでは、受け止められ方が、異なる可能性もあります。
この役割分担も正解はない!
今回決めたのは、
① 理事長が司会を行い、顧問が長期修繕計画書の説明を丁寧に行う。
② その際、駐車場の廃止の方が良いと言う価値の押し付けはせず、存続・廃止のそれぞれのメリット・デメリットを客観的に説明する。
③ 理事長が、理事会としての考えとそこに至ったプロセスや敷地外駐車場確保のための努力と結果について説明する。
④ 参加者からの質疑応答で、専門的な見地が必要なものは、顧問に振る。
と言うもの。
また、こういう場では、意見を言いづらくて、雰囲気に流されてしまうという方もおられますので、理事会案で決まりそうだと言う感じになった時こそ、「このまま終われば、ホッとできる!」と考えずに、逆に、最後は、必ず、参加者一人一人に、「最後に、言いたいことをおっしゃってください」と発言をお願いすることも、大切です。
理事長は、これまでも幾度となく「存続・廃止問題」で揺れてきた機械式駐車場問題の解決のために「火中の栗を拾う」状態です。
顧問としての軸は、「愛」です。
さて、この結果、説明会&意見交換会は、どうなったでしょうか?(続く)
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