この夏、顧問先マンションやその管理会社からの相談で、一番多かったのが、台風やゲリラ豪雨後の建物の損傷の相談。
屋上の樋が破損して、大粒の水滴が落ちてくるとか、地下室の壁からの漏水とか。
火災保険は、損害保険であり、基本契約でも、台風被害等の補償がついています。更に、特約を付ければ、洪水とか電気的な事故(鼠が配線をかじってショートとか)も補償されますが、何せ「火災保険」と言うのが一般呼称なので、知らない人は、火災以外は、関係ないと思ってしまいます。
マンションでは、共用部に火災保険をかけるのですが、5年一括モノが多く、更新時の理事長は保険の中身をわかっていても、翌年以降の交代した理事長は、わかりません。
管理会社の担当者も、保険に詳しいとは限りません。
特に、築10年も過ぎれば、設備も建物も、劣化が進むので、緊急できてもらった修理業者さんが、原因の一つに「劣化」を挙げれば、保険申請をしても、ダメだろうと思いこんでしまいます。
しかし、確かに、劣化して、不安定な状態だったとしても、壊れたきっかけが、外部からの負荷だとすれば、それは「事故」であり、損害保険の対象となる可能性は、十分あります。
保険会社への事故報告に、どう表現するか?により、保険が出る場合と出ない場合があります。
マンション管理会社の担当者も、その判断が難しいので、私に報告をして、相談を持ちかけると言う訳で、私からのアドバイスにより、管理会社が申請するケースもあれば、上級テクニック(?)が必要そうなので、私が、直接、修理業者にヒアリングして、申請書作成をサポートする場合もあります。
過去の実績では、見積り全部を認められずに、一部の認定しかない場合もありますが、申請が全く認められなかったケースは、わずかです。
また、保険会社によって、微妙に適用条件が異なる場合もあるので、このマンションにそぐわない保険だと感じたら、保険の契約期間途中でも、違う保険に切りかえることも考えます。
多くの管理会社が保険代理業を行い、手数料を受領しているのに対して、当社では、100%住民側の立場でコンサルティングするため、保険会社の切り替えに抵抗がないからです。
2025年4月9日 |
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