当社が企画に関わり、太陽光発電や高圧一括受電を導入した1棟丸ごとリノベーションマンション(26戸)の引渡し後3か月目の共用部点検が実施されました。
私は、このマンションの管理組合の顧問となっており、通常、施工会社と管理会社だけに任されるケースが多いこの点検について、理事会だけでなく、住民にも呼び掛けて、できる限り沢山の参加者の元に行うようお願いしました。
と言うのは、これまでSOSがあり、相談に応じてきたマンションでは、たとえば、10年保証のある屋上や外壁開口部からの防水について、それを知らずに、自分たちで補修した等と言うケースが沢山あって、今となっては、手遅れ・・・等と言うことが良くあるため、共用部への関心をきちんと持って欲しいという願いからです。
特に、リノベーションマンションでは、既存のままの個所とリニューアルした個所により、保証期間が違ったり、保証内容も販売会社の保証もあれば、瑕疵保険の保証もあり、相当複雑です。
今回、最初は、管理会社が住民の代理で立ち合い、施工会社の点検だけと言う申し出でしたが、私からのリクエストで、販売会社の企画・営業責任者に来ていただき、施工会社はもちろん、理事会だけでなく、住民全体に参加を呼び掛け、次のスケジュールで実施頂きました。
① アフター保証の内容に関するレクチャー
② 敷地を回りながら、どこにどんな保証があるのかの説明
③ アンケートで出た不具合箇所の確認と補修方針の説明
④ 回りながら気付いた不具合箇所の指摘
⑤ 引渡時に販売会社から管理組合に引き渡された書類の確認
どれくらいの住民が参加いただけるだろうか?と思っていたら、なんと半数近くの世帯の方に参加いただき、感激!
恐らく、引渡後の3か月点検で、ここまで行い、ここまで高い参加率があるマンションは、日本では他にないと思います。
販売会社・施工会社も、不具合の指摘や改善の要望について、真摯に回答いただき、充実した点検となりました。
このマンションを購入した住民は、居室を買っただけではありません。
共用部は、共同で購入したのだという意識が生まれることで、良い管理を実現できます。
管理組合発足時から顧問マンション管理士がいる日本で初めてのマンションですから、日本一素晴らしい管理組合運営となるマンションを目指します。
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