昨日、「当社の管理見直しコンサルティグにおいて、管理会社を変えることは手段でも目的でもありません。」と書きましたが、実際、新仕様書に基づいて、入札を行う時は、現在の管理会社にも参加して頂きます。
現在の管理業務への疑問や疑念があるから、管理見直しが行われるのですが、組合側は、最初から管理会社を変える意思を持っているケースは、まず、ありません。
一部に、そう言う強硬派の住民がいるのは、よくありますが、多くの住民は、そもそも管理会社との接点は、ほとんどなく、平穏無事に過ごしているので、「どうして管理会社を変えなきゃいけないの?」と言う意識です。
管理会社を変えることのリスクは、実際には全くないのですが、住民の「安心感」と言う点では、従来の管理会社の業務の質が上がり、価格が下がる方が、ウエルカムです。
従って、「管理見直しコンサルティング」期間の半年程度の間に、現行の管理を見直して、それまでの住民の不満を解消するような姿勢を見せれば、現行の管理会社の方が、圧倒的にアドバンテージがあります。
しかし、時々、入札を辞退する管理会社があります。 表向きの理由は、「組合からの信頼関係がなくなったので、継続できない」と言うものです。
こう言う管理会社の共通の特徴は、現行の管理が、極めて杜撰だったり、過去の日常修繕工事の際に、目に余るバックマージンを取っていたと言うことです。
具体的には、次のような問題があります。
・共用部の照明について
①在庫管理が出来ていない。
②共用部の照明の購入単価が、通常の倍近くである。
・鍵の保管
①鍵の保管状況が、悪い(机の中に散乱している)
②管理室と会社と点検業者に、それぞれいくつあるか把握していない。
・図面
①竣工図面がなく、現状と違う設計図面が保管してある(管理ひき受けの際に、確認していない)
②管理規約の原本がない。
・修繕履歴
①修繕履歴が作成されていない
②修繕履歴があっても、工事内容が不詳である。
・保証、保険
①新築建物の10年保証について、知識がなく、組合のお金で、保証部分の防水工事をしている。
②火災保険が、自社またはヒモツキの保険代理店によって掛けられ、不要・割高な保険が掛けられている。
・理事会
①理事会議事録が作成されてない。
・点検等の報告書
①報告書が作成されていない。
②あっても、「やりました」と言う程度の報告書で中身がない。
・日常修繕の見積り
①1社からしか、取得していない。
②常に、自社が元請けの見積りで、下請けの会社の見積もり額に対して、割高なマージンが乗せられている。
当社の調査と分析で、こんなことが、十年以上も続けられていたことが、明らかになるので、「組合からの信頼関係がなくなったので、継続できない」と言うのは、間違ってはいないとしても、だからこそ、これまでのお詫びと長年の顧客だったと言う感謝の印に、管理改善をして、継続する道を選ぶべきだと思います。
しかし、そうしないのは、それ以外の理由もあります。 それは、「当社が示す、きめ細かな管理業務仕様書についていけない」と言うことです。
管理に沢山の問題が見つかるマンションでは、管理会社の担当者のスキルの問題もありますが、その会社のバックアップがお粗末なケースもあります。
いずれにしても、管理業務の品質の良しあし、支払っている管理委託費と管理業務のコストパフォーマンスは、専門家に診断してもらうことで、初めてわかると思います。
当社では、その無料診断を行っていますので、是非、多くのマンションに利用して頂きたいですね。
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