築12年目の15戸程度のマンションの理事長から、「理事会で、管理会社が建物劣化診断~大規模修繕工事のコンサルティングを提案してきたけれど、管理会社の進め方に不安を感じる」と相談がありました。
私が、「管理会社から、なぜ、大規模修繕工事が必要なのか?現在の建物の状況はどうなのか?大規模修繕工事コンサルティングの業務の内容や責任はどうなるのか?などの説明はあったのですか?」と聞くと、「そんな説明はなかったです。これがその時の資料です。」と見せていただいたのは、次の三つ。
「大項目しか書いていない10行に満たない見積書」
「戸当たり10万円程度だということしか書いていない概算予算」
「スケジュール表」
の3枚のみ。
初めて聞く住民にとっては、この程度の説明で、管理会社に任せるということが、そもそも、当たり前なのかどうかもわかりませんから、その理事会では、住民側は質問しようもないというのが、実際でしょうが、この資料で、百数十万円するコンサルティング契約を結ぶ議案の提案をすることは、いかにも乱暴です。
ネットで多少調べれば、大規模修繕工事の進め方には、管理会社委任方式、工事会社責任施工方式、設計事務所設計監理方式など、いくつもあることは、わかります。
しかし、管理会社からすれば、小規模マンションにあって、設計事務所に依頼することは、報酬の面からありえず、住民の力だけで、建設会社に直接依頼することも難しいのだから、管理会社に任せるしかないでしょう!と言う、ちゃんとした(?)理由があるのかもしれませんが、かたや管理会社にとっては、日常の管理委託費は、薄く長く続く収益で、特に小規模マンションだと、それほど儲かるものではありませんので、利幅が大きい大規模修繕工事は、何とか、モノにしたいという思惑も働いているのだろうと思います。
ですが、他の選択肢を説明することなく、「管理会社がコンサルティングします」と提案するのは、管理会社への信頼をなくすだけなのではないでしょうか?
このマンションでは、理事長からの個人相談の後、急遽、一週間後に、住民にも声をかけて、拡大理事会を開催し、「大規模修繕工事を成功させる5つの法則」の勉強会を開催。
その理事会で、前回の管理会社主導の理事会決定内容を破棄し、当社にコンサルティングを依頼する議案が承認され、5月半ばの総会で、審議することになりました。
SOS信号に間に合った!と言う感じです。
当社のコンサルティングの特徴は、大規模修繕工事で、コストダウンをはかるだけでなく、同時に管理見直しを行い、長期的な財政の安定をはかることにあります。
このマンションでも、住民の皆さんの幸せを実現するコンサルティングを提供したいと思います。
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